聖ダミアン神父の偉業が刻まれた地
モロカイ島北岸に位置するカラウパパ半島は、太平洋に面した壮大な断崖に囲まれた、歴史的に特別な場所です。この北岸の断崖群は、高さ約1,000〜1,100メートルを誇り、世界一高い海食崖としてギネス世界記録にも認定されています。
断崖の上から広がる絶景を眺めながら、全長約3マイルのジグザグ道を下った先にあるのが、かつてハンセン病患者が暮らした町・カラウパパ。現在は国立歴史公園として保存され、患者たちに寄り添い続けたベルギー出身の聖ダミアン神父と、聖マリアンヌ・コープの献身的な功績を伝えています。
カラウパパへの訪問は、文化的・歴史的価値を守るため厳しく管理されており、認可を受けたツアー会社を通じてのみアクセス可能です。参加条件として、16歳以上であること、および、ハワイ州衛生局が発行する訪問許可証(ツアー会社を通じて取得)が必要となります。
なお、カラウパパ半島そのものは、モロカイ島にあるパラアウ州立公園の展望台から眺めることもでき、時間や条件が合わない場合でも、その壮大な景観に触れることができます。
モロカイ島ならではの静けさと、深い歴史を感じられる、心に残る特別な場所です。
基本情報
| 所在地 | Kalaupapa, Kalaupapa, HI 96742 |
|---|---|
| アクセス | ※2018年12月よりトレイルが閉鎖中のため、現在はフライトのみでのアクセスとなります。 |
| WEBサイト | https://www.nps.gov/kala/planyourvisit/index.htm |
