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HONOLULU(2026年1月22日) — ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(Hawaiʻi Tourism Authority 以下HTA)は、地域コミュニティが主体となって文化と自然の保全に取り組む11件のプログラムを、HTAの「Kahu ʻĀinaカフ・アイナ・プログラム」を通じて合計約489,000ドルの支援対象として選定したことを発表しました。これらの取り組みは、ハワイ諸島の豊かな自然と独自の文化を守り、持続可能な観光の推進につなげるものです。
■ 地元コミュニティと自然資源の共存を重視
HTAは、Kahu ʻĀinaプログラムを同局の目的であるDestination Stewardship(目的地保全)の主要施策として位置付けています。このプログラムは、土地と人間(ʻāina-kānaka)との関係性に根ざした地域主導の活動を支援し、自然環境と文化的価値を次世代に伝えることを目的としています。支援は、コミュニティ団体による自然保全、文化地の修復、環境教育など多岐にわたります。プログラムはキロハナ(Kilohana、Hawaiian Councilの部門)と連携して実施されています。
HTAの暫定社長兼CEO、キャロライン・アンダーソン氏は「Kahu ʻĀinaプログラムは、ハワイの人々と環境との深い関係を称えるものです。地域の人々が自らの土地をよく知る立場からこれらのプロジェクトを率いることで、自然資源と文化資源が知恵・誠実さ・アロハの精神で守られていきます」とコメントしています。
■ 支援対象となった主要プログラム(島別)
ハワイ島
- Hinaʻaiulunui — Pōhāhā I Ka Lani:ワイピオ渓谷で伝統的なウル(パンノキ)林業を復活させ、食と土地・人との関係を学ぶ活動。
- Kipa Waikōloa — Waikōloa Dry Forest Initiative:希少な乾燥林でガイド付きの自然保護活動やサービスデーを実施。
カウアイ島
- Kauaʻi Invasive Species Committee:ワイメア峡谷やコケエの自然道で外来種除去と在来植物保全の活動。
- Mālama Kukui Heiau — Pihana Ka ʻIkena:伝統技法でククイ・ヘイアウの修復を行い、解説案内板を設置。
マウイ島
- Honolua Hands-On Conservation — Aloha Pūʻu Kukui:ホノルア渓谷で在来種と外来種を学び、植樹や水域保全活動を推進。
オアフ島
- Forest to Frets:侵略的樹種を使ってギターやウクレレを制作するワークショップ。
- Komo i ka ʻĀina:カワイヌイの水田・漁場の修復と食文化の再結びつけ。
- Kūkulu ʻĀina & Community at Maunawila Heiau:マウナウィラ・ヘイアウで侵略種除去と文化教育。
- Mālama Palehua:ワイアナエの森林と文化資産の保全ツアーと教育。
- Mālama Pūpūkea:北岸で海洋保護区の清掃、在来植物復元、文化普及活動。
- Stewardship and Conservation of Hawaiʻi’s Protected Marine Animals:ハワイ海洋動物レスポンスによるアザラシ、ウミガメ、鳥類保護と教育活動。
これらの支援プロジェクトは、観光客にとっても地域の文化や自然を理解し、尊重する体験機会の創出につながります。また、地域住民との交流を通じて観光客の環境意識を高め、持続可能な観光モデルの形成を促進します。
HTAは今後も、地域主導で現地の価値を守る取り組みへの投資を続け、自然と文化の共存を視野に入れた観光のあり方を推進していく方針です。
英語のリリースはこちらをご覧ください。 Hawaii Tourism Authority