マラマな取り組み事例 ビーチクリーン(海洋環境保護)活動

2022.02.04

旅行者も参加できるビーチクリーン

ハワイ各地では定期的に非営利団体などによってビーチクリーンアップが行われています。ビーチクリーンアップに参加することでハワイのコミュニティーに触れ、普段の旅行では味わうことのできない体験ができます。

ビーチには、プラスチックごみやレジ袋などを見かけることがあります。これらのゴミは、ビーチで捨てられたゴミ以外にも、他国から太平洋をへてハワイへ漂流する漁業関連の網、ブイ、浮き、プラスチックごみがあります。これらのごみは波や風にさらわれて、海に流れ、海の中で細かなプラスチックの破片=マイクロプラスティックとなって、それらが魚、海鳥、ウミガメ、ハワイアンモンクシールなどの海洋生物を傷つけ、死をもたらすこと影響もでています。
これらの影響を食い止めるためにも、できる限りビーチにあるプラスチックごみなどのゴミを清掃し回収する必要があります。ハワイでは、旅行者でも参加できるビーチクリーンイベントを行っている非営利団体があります。

海洋保全を取り組むNPO団体:サスティナブル・コーストラインズ・ハワイ

NPO団体のサスティナブル・コーストラインズ・ハワイは、定期的にビーチクリーンアップを開催しています。ウェブサイトで、日程を確認し、オンライン予約をすると、どなたでもご参加いただけます。同団体は、ビーチクリーンのみならず、教育にも力を入れ、海洋汚染の課題解決に向けたエデュケーションも行っています。サスティナブル・コーストラインズ・ハワイは、これまで、34,870人の皆様と、609,106もの大規模ビーチクリーンを行っています。企業や教育機関などグループ向けには、プライベートのビーチクリーンを開催いただくことも可能です。

同団体の活動目的は、参加者が気軽に参加でき、参加者にとって楽しく実用的な学習に繋がるイベントやワークショップを開催し、ごみを減らすことやビーチ保全の必要性を人々に伝えることです。
具体的な活動としては、以下のことに取り組まれています。

  1. 幅広く包括的なプロジェクトを企画すること。
  2. 多くのボランティアを教育し、活動とメッセージを普及すること。
  3. より多くの学校と協力し、子供たちに自然然保全の大切さを教えるこ。 (ハワイの学校のカリキュラムに合わせた研修用プレゼンテーションと教材を例に)
  4. 地元、全国、世界のメディアを通して、情報公開、自然保全を唱えること。
  5. より効果的な社会啓発キャンペーンを作り出すこと

海洋保全を取り組むNPO団体:アロハ・オーシャン・プラス

Aloha Ocean Plusは、2020年に設立された、ハワイ諸島において水中と陸上が一体となった海洋環境保全活動を行っています。水中では、特に日本方面から漂流する海洋浮遊ゴミの清掃を実施しています。また、セミナー、ワークショップを開催することで、環境教育も参加者に向けて提供しています。
具体的には、次の活動をし行い、次世代に豊かな海を継承できるように取り組まれています。

  1. 水中から水際までの清掃
  2. 日本方面からの海洋ゴミ解決に貢献するデータの収集
  3. 海の豊かさを守る商品の制作
  4. 同活動を実践する個人及び団体との交流及び協力
  5. 同活動を実践する企業との海洋ゴミ削減に貢献する商品・サービス・仕組みの企画・開発
  6. 同事業に関連するイベント、セミナー、ワークショップ及び講座の企画、開催及び運営
  7. その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
  8. 環境教育の実施

日本語のツアーをご希望の場合は、リクエストベースで実施されています。

ハワイ島サウスポイントでの清掃活動の様子

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