ハワイで歴史、文化を学べる博物館、美術館

ハワイは、リゾート地でありながら、学ぶ宝庫です。その中でもオアフ島にあるビショップミュージアム、ホノルル美術館は、ハワイの歴史、伝統文化、美術などを見学できます。ハワイ渡航歴何十回という方でも、なかなか訪問したことがないという方もいらっしゃしますが、大人の社会見学として、知らないハワイを発見できる場所の１つです。また、ビショップミュージアムでは、教育旅行向けのプログラムもあり、教育施設としても充実しています。（新型コロナウイルス感染症の影響で、一部プログラム、ガイドツアーなど中止しているものもございます）

他にも、カウアイ島にあるカウアイ・ミュージアムは、古代ハワイアンの生活の様子やキャプテン・クック上陸時の様子などハワイの歴史に関する展示を学べる博物館です。コロナ禍で、カウアイ島に今すぐ訪問することが難しい時期ですが、カウアイ・ミュージアムの公式サイト内では、VRツアーを提供されたり、またハワイ州観光局は、公式ラーニングサイトのアロハプログラムのウェビナー（2021年8月27日配信）にて、中継を結び、館長による館内説明を、日本語通訳付きで行いました。
ウェブサイトはもちろん、ウェビナーもご活用いただき、是非、学習素材としてご利用ください。

ビショップミュージアムは、ハワイの歴史の研究と保存を目的とするハワイ最大の博物館です。もともとは、カメハメハ大王の子孫であるバニース・パウアヒ・ビショップ王女が集めたハワイの美術工芸品や王族の家宝を収蔵するために1889年に建てられましたが、現在は、ハワイと太平洋の自然と文化を伝える歴史博物館となっています。オアフ島で最も重要な史跡のひとつであり、2500万点以上の伝統工芸品、史料、写真を収蔵しています。館内を日本語で説明を聞きながら見学できる無料のツアーもあります。（日本語ツアーは、現在、新型コロナウイルス感染症の影響で中止されています）
また、プラネタリウムは、1961年12月に開館以来、600万人以上の方が来館されていますが、星座のみならず、ポリネシアの人々が星や月、太陽の出入りの角度などをもとに、太平洋を航海したという伝統航海術の話も学ぶことができます。（プラネタリウムは、現在、新型コロナウイルス感染症の影響で中止されています）

そして、サイエンス アドベンチャー センターと名付けられた展示館では、火山の生成やハワイの島々の形成、津波の発生と影響、ハワイ固有種と他の島々からもたらされた動植物の比較などが展示されています。
また、2021年9月現在、カルチャープログラムは中止されていますが、敷地内を散策しながら、植物を観察し、ハラという木の葉のラウハラを使用したワークショップをはじめフラレッスンがあります。団体向けとして、博物館内の日本語での見学ツアー、ククイレづくり、フラレッスンといったグループプログラムもあります。
このように、ビショップミュージアムは、教育旅行においても学んで体験できる施設です。

ホノルル美術館は1927年にアナ・ライス・クック夫人によりオープンした米国博物館協会の認定を受けた総合美術館です。宣教師の妻としてハワイに移住されたチャールズ・クック夫人が世界中から収集した5万点以上ものコレクションを収蔵しているハワイ最大の美術館です。
美術館の館内は、ハワイアンアート、ヨーロッパアート、アメリカンアート、日本の浮世絵、日本美術、中国美術、韓国美術、イスラムアート、アジアンアート、コンテンポラリー・アート、テキスタイルアート、仏教・神道や企画展の特別展示室（２つ）を含め、約30の展示室があります。

1960年に設立されたカウアイ・ミュージアムは、カウアイ島と二イハウ島の歴史を語る伝統工芸、美術品などの展示物、人工遺物の記録保管物など見学できるカウアイ島リフエにある博物館です。
館内には古代ハワイアンの生活の様子やキャプテン・クック上陸時の様子などハワイの歴史に関する展示物も多くあり、専門ガイドによるガイドツアーなども行われています。
カウアイ・ミュージアムの公式サイト内では、博物館内をオンラインから見学できるVRツアーも提供されています。ハワイ州観光局公式ラーニングサイトのアロハプログラムでは、カウアイ・ミュージアムと中継を結びウェブセミナーを2021年8月27日に開催しました。こちらで、日本語解説付きで館内をバーチャルで見学できます。是非ご覧ください。