ハワイでの学習素材:医療

2021.12.23

先進の医療環境を視察/体験

ハワイ州では、医療分野の面において世界レベルの先進的な取り組みが進んでいます。他人種共生が成り立っているハワイ州では、アメリカのインフラの中、様々な人種の検体採取が可能で癌研修の分野でも一目置かれています。日本の大学の医学部の多くは、ハワイ大学のプログラムをモデルにカリキュラムを組むほど、ハワイの医療環境は良いお手本となっています。医師や病院の職員、医療系の学生や介護施設の職員を対象とした病院視察を受け入れる施設が豊富に揃っているため、こうした施設の視察プログラムを組むことで、最新の医療現場を体験することができます。

クイーンズメディカルセンター

クイーンエマ女王とカメハメハ大王4世が設立したオアフ島ホノルルにある総合病院であり、ハワイ州の中で一番大きな民間の非営利急性期病院です。505床の急性期患者のベッドと、28床の 亜急性期のベッドを有しています。平均在院日数は約5日ですが、年間の急性期入院症例数は2万5000人以上。また、救急受診患者数は年間6万5000人以上。職員は約3,000名、契約をしている医師は、1,200名以上になります。

クアキニメディカルセンター

オアフ島カパラマ地区にあった38床の日本人慈善病院という名前の施設から始まり、1917年にクアキニ通りにある現在の敷地に移り、現在は、212床のベッドを有する急性期病院です。日帰り手術サービス、ICU、CCU、ER、臨床検査部、画像検査部、MRI、薬局、呼吸器科、放射線治療科、リハビリ科などがあります。アメリカ人と日本人患者の比較研究を行うユニットもあり、骨粗しょう症などの研究も行っています。ハレプラママウという長期看護・介護施設と、開業医のオフィスビルが併設されています。

ケアーセンターオブホノルル

長期介護、短期リハビリ、中間看護、専門看護、人工呼吸器による看護などのサービスを提供しています。毎日のさまざまな参加型のレクレーションプログラムは、入所者のニーズを取り入れながら、意欲的に参加できるように工夫されています。

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