ハワイでの学習素材:環境学

2021.11.23

ハワイで学ぶ環境学

環境学とは、自然環境、社会環境、動植物への影響について、物理学、化学、生物学、地球科学、社会科学、人文化学などの分野から研究を行う学問です。ハワイ州は、島という環境下で資源が限られていることから、生態系・自然環境保護への取り組みが進んでいます。絶滅に瀕した動植物を実際に目にするとともに、如何に保護、維持していくことが大切であるか学ぶことが出来る環境が整っています。

また、ハワイ州が定めるハワイ版SDGs「アロハプラスチャレンジ」は、国連がSDGsの採択する以前の2014年7月7日に採択され、いち早く取り組んでいます。

ハワイ州が取り組むアロハプラスチャレンジ

ハワイ州では、2014 年7月、持続可能な社会の実現に向けて進める6つの取り組みを掲げる「アロハプラスチャレンジ」という目標が定められ、以下6つの取り組みを行っています。

①クリーンエネルギーへの転換
②地元産の食料供給
③自然資源の管理
④廃棄物の削減
⑤持続可能なスマートコミュニティの形成
⑥グリーンジョブ&環境教育

ハワイでは、環境保全を学べるような場所が多数あります。

ライアン植物園 ハロルド L. ライアン演習林

ライアン植物園 ハロルド L. ライアン演習林は、ハワイ大学が所有する植物園で、雨の多いマノア地域にあるため、ジャングルのように熱帯・亜熱帯植物5,000以上が生息しています。ハワイ固有種の「ネイティブ・ハワイアン・ガーデン」があり、ここではオアフ島の花イリマ、ハワイ島の花レフア、高級家具の素材として使われるコアの木などの植物が多く見られます。生物の多様性や環境保全の取り組みについて学ぶことができます。
他にも、ハワイには多数の植物園があります。

ハナウマ湾

ハナウマ湾は、海洋生物保護区域に指定され、海の生態系を取り戻すための活動が行われています。入口にある海洋教育センターでは、ハナウマ湾の環境保護についての教育ビデオの視聴や展示にて学ぶことができます。ハナウマ湾は、人気の観光名所であることから、観光と環境の両立について学ぶことができます。

マノア・ヘリテージ・センター

オアフ島マノアにあるマノア・ヘリテージ・センターは、1万4000㎡敷地内に、ハワイ固有植物が生息し、古代の石の遺跡であるクーカオオ・ヘイアウがあるなど、ハワイの自然や文化について学べる場所です。また同センターは、省エネと環境に配慮をしている建物のみが認定される、LEED認証デザインの建物です。環境保全を意識した、ウォーターサーバーや分別ゴミ箱が設置され、施設内全体でグリーンな取り組みを積極的に行なわれています。

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