JATAアウトバウンド促進協議会によるウェブセミナーにハワイ州観光局日本支局長登壇

2021.07.29

2021年7月28日開催 JATAアウトバウンド促進協議会によるウ

ハワイ州観光局は、7月28日(水)JATAアウトバウンド促進協議会 菊間会長をモデレーターに迎えたパネルディスカッションに、ハワイ州観光局日本支局長ミツエ・ヴァーレイもパネリストとして登壇させていただきました。

当日は、1000人を超える旅行業界の皆様にご視聴いただきました。
ご視聴いただきました皆様、ありがとうございました。

ハワイは再開後の戦略は?

ハワイは、2019年に約1,024万人の渡航者を迎え、過去最高の渡航者数となっていましたが、同時にハワイ州民の観光への満足度調査は、2010年の80%から2019年には58%まで下がってしまいました。
そして、その2018年頃から「レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)」に注力し、ハワイの資源を次世代へ守るだめの取り組みを行っております。
住民の満足度調査

サステイナブルな、思いやりのある地球にやさしい旅をということで、ニューノーマル後の戦略は変わっていきます。
また、コロナ禍で、ハワイ州民は、ハワイの自然資源の素晴らしさを再認識しました。アフプアアでの自給自足といった持続可能な暮らしを参考に、環境教育にも力をいれております。

観光においても、ツーリズムマーケディングからツーリズム・マネージメント、プロモーションからエデュケーションと、ハワイは学ぶ宝庫であるということへシフトしてまいります。

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ツーリズム・マーケティング➡ツーリズム・マネージメント
プロモーション➡エデュケーション

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島ごとのDestination Management Action Plan、通称DMAPがあります。
島ごとに、現状をSWOT分析を行い、プランを立てています。
島国でありますので、責任をもってコミュニケーション戦略を考えながら、メッセージングも変えていきます。
https://www.hawaiitourismauthority.org/what-we-do/hta-programs/community-based-tourism/

そして、ハワイは学ぶ宝庫でありますので、環境学、平和学、自給自足の復元、文化の交流といった、深い体験の商品造成をより一層行っていかなければいけません。

ハワイは、先陣をきって再開してほしいと望む声も多いと思いますが、いかがでしょうか

ハワイではワクチン接種率は、人口のほぼ60%であり、衛生ガイドラインも整っています。アメリカ本土からは、2019年対比80%の渡航者数となり、早い戻りでありますが、国際マーケットをどう戻していくかという点が課題です。

私たち、ハワイ州観光局は、文化的、歴史的にもつながりある日本人の皆様は、マナーを守った行動や公共の交通機関や旅行会社のバスを活用するといった、日本人旅行者の旅行スタイル、キャラクターをハワイ現地でアピールしながら、リカバリーに向けて活動を行っていきたいと思っています。

今後の規制緩和をはじめ、日本のワクチン証明書でワクチンパスポートとして、入国できるように政府間への交渉も行っております。
また、事前検査プログラムで必要な陰性証明書においても、今後ハワイ州指定医療機関を増やすことでPCR検査費用が下がり、旅行者にやさしい形にしていきたいと思ってます。

まずは、ハワイのリピーターの皆様、長期滞在の方、ワーケーションをご利用される方といった皆様から戻り、来年のゴールデンウィークにはファミリー層、ロマンスといったように、段階的にお客様の層も変わってくるかと存じます。業界一丸となって取り組ませていただきたいです。

アメリカ本土からのお客様で旅行バブル?

アメリカ本土から多くのお客様にお越しいただいており、一部の島では2019年対比でプラスになっている島もあります。
現在お越しいただいておりますお客様は、ファーストタイマーのお客様が多く、一瞬の旅行バブルとなっています。
この旅行バブルがいつまで続き、今後どう変化していくか、読めない状況ではありますが、ここ数か月、状況が毎月変わっておりますので、注視していきたいと思っております。

ハワイへの観光再開後に新規でハワイを販売する旅行会社もでてくるのでは?注意すべき点は?

今後のハワイ旅行は、以下のようなツアーへと変化していくことが予想されます。
また、地元コミュニティを重要視しておりますので、コミュニティと連動したサステナブルな取組み、ツアーガイドへの教育というのが重要になってくると思います。

  • こだわりのツアー
  • ニッチツアー
  • 10-15人といった小規模のグループツアー
  • 家族のみの貸し切りツアー

コロナ禍でハワイでの規制はありますか?

ハナウマ湾では入場者数を1日720人までに限定し、予約もオンラインでの事前予約となっています。
今後、ダイヤモンドヘッドをはじめ、人気の観光名所は、混雑することで、住民から意見をもとに、ハナウマ湾の事例をもとに規制を行う場所もでてくるかもしれません。

規制によって、自由が少なくなり、観光客への満足度において懸念はありますか?

一番はpre-education事前教育が重要になってくると考えています。
ハワイ州観光局は、「ハワイ州 レスポンシブルツーリズム情報サイト(https://www.allhawaii.jp/malamahawaii) を開設し、同サイト内で、プラスチック削減、サンゴ礁にやさしい日焼け止めについてなど、観光客にできることについてご紹介しています。
こういったサイトを旅行業界の皆様、メディアを通して情報配信を行っていきたいと思っています。

メッセージ

ハワイは、衛生管理も徹底しており、安全です。
今後、ワクチンパスポートとして日本の証明書でハワイ州へ入国できるように政府間でコミュニケーションもとっております。日本帰国後の自己隔離といった日本での水際対策においてはコントロールできないこともありますが、日々情報交換を行ってまいります。

ハワイは地元コミュニティを重視しておりますので、地元に還元できるような商品造成を行い、地球にやさしい旅、学ぶ宝庫ハワイといった新しい旅の在り方を業界の皆様と取り組んでいきたいと思っています。また、ハワイは日本国内の25箇所と姉妹都市を締結しています。自治体とも一緒に観光再開に向けた取り組みを行い、今年12月開催のホノルルマラソンをトンネルの明かりとして、皆様と共に一丸となって取り組んでいきたいと思っております。

本日はありがとうございました。アロハ!

ハワイ州観光局日本支局長
ミツエ・ヴァーレイ

石川県出身
1992年ハワイへ移住。オアフ島北東部に位置するクアロア・ランチ・ハワイでカスタマーサービス、オペレーションマネージャー、営業部長を経験した後、PR会社で観光関連企業の広報活動に携わり、2000年からオアフ観光局のアジア地区ディレクターとしてオアフ島の観光促進に従事。2011年a.Link,LLCに参画し、2012年ハワイ州政府からの業務委託を請け、ハワイ州観光局日本支局のマーケティング本部長、局次長、2019年4月日本支局長に就任。

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