ハワイの安全衛生対策〜ショッピングセンター編

初めまして。ハワイ在住アナウンサーの荒川れん子です。
新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けているハワイですが、この厳しい状況を乗り越えるためにも、それぞれに努力をしながら、観光再開に向けて慎重に準備を進めています。
このコラムでは、実際にどんな対策が行われているかを動画を使用し具体的にお届けしていきます。
次のハワイ旅行へのご参考にしていただけたらと思います。

第1回は、主なショッピングセンターの対策についてお伝えします。

いかがでしたか？
各ショッピングセンターは日々変わる州や市の規則を注視しながら対応しています。オアフでは8月下旬から9月23日まで実質的ロックダウン第２弾だったのと、規制が少し緩和された現時点でも小売店などは収容人数の50%での営業と定められているため、まだ営業している店舗は少ないのですが、厳しい状況に耐え忍びながらも、10月15日の観光再開に向けて営業再開するお店が少しずつ増えています。この状況の中でも営業してくれているお店を見ると、その企業努力を強く感じ、心から応援したくなります。

では、動画でご紹介したことも含め、各ショッピングセンターについて、もう少し詳しくご紹介しますね。

動画の中にもありましたが、共有スペースでは非常に頻繁に消毒や清掃が行われています。まだまだ人出の少ないロイヤル・ハワイアン・センターでは、正直、お客さんよりも清掃員やセキュリティーなどのスタッフの方が目につくくらい。そんな中、お掃除しながらも笑顔で対応してくれるスタッフの方達に癒される気分です。

また、ロイヤル・ハワイアン・センターでは、マスクを忘れた場合に『Helumoa Hale（ヘルモア・ハレ）』という、B館１Fにあるカスタマーセンターで頂けるのも助かりますね。

このボタンについては動画にはないのですが、いくつかのエレベーター・ボタンで見つけたものです。『セルフクリーニングボタン』と書かれていて、自浄作用のあるボタンカバーだそうです。ウイルスまで除去できるかどうかは解らないとのことでしたが、少しでも気分的に安心できるものを取り入れているようです。

トイレの洗面所にアクリル板を設置しているインターナショナル・マーケット・プレイスでは、トイレの入り口前に並ぶ位置を示す表示もあります。具体的な表示があると解りやすいですね。

1階にあるカスタマーセンターにもアクリル板が設置され、スタッフもマスク着用です。

ローカルにも人気のフードコート『マカイ・フードコート』は入り口が一箇所になり、セキュリティースタッフが消毒を促します。

床にあるソーシャルディスタンスのサインには、動画の中にあったドーナツの他に、こちらのサンドイッチバージョンもあります。どちらも緊張感をほぐしてくれるほっこりさがありますよね。

各ショッピングセンターや店舗が対策に励む一方で、利用者側に協力を求められることも多くあります。例えば、ほとんどのベンチなどは今は座らないようにとの表示があるのですが、守らない人が多いとのことです。
先日ロイヤル・ハワイアン・センターでは、サインだけでは座ってしまう人が多いため、ベンチにロープを張っていました。個人的には座りたい気持ちも充分理解できるのですが、お互いの協力でより早く回復を望めるのであれば助け合いの気持ちで接していきたいものです。

今、ハワイでは助け合いの気持ちが更に高まっているように感じます。あちこちで『We are together』などのサインが目につくように、この状況をみんなで乗り越えようという声が多く聞こえてきます。在住者も観光客も一緒にハワイの未来をつくっていけるといいですよね。

次回は衛生・安全対策〜レストラン編をお届けします！

●ロイヤル・ハワイアン・センター
　Royal Hawaiian Center
　住所：2201 Kalakaua Ave., Honolulu

●インターナショナル・マーケット・プレイス
　International Market Place
　住所：2330 Kalakaua Ave., Honolulu

●アラモアナセンター
　Ala Moana Center
　住所：1450 Ala Moana Blvd, Honolulu