【学ぶハワイ】はじめての隣島(ハワイ島編)

2020.05.06

ハワイ島の魅力を学ぼう!

ハワイ州はオアフ島をはじめ、観光客が訪れることのできる島が6島あります。
ハワイ=オアフ島(ホノルル)のイメージを持つ方が多い一方、実はそれぞれの島によって異なる気候や特徴が存在し、一歩隣島に足を運んでみると新しいハワイの魅力に出会えるはずです。
まずはハワイ諸島の中でも一番大きく、新しい島、ハワイ島から学んでみましょう!

ハワイ島ってどんな島?

ハワイ諸島は、海底噴火によって生まれた島々で構成されていて、北から古い順にカウアイ島、オアフ島、モロカイ島、マウイ島、ラナイ島、ハワイ島の順番で並んでいます。最も古いカウアイ島が誕生したのが約600 万年前といわれていますが、それと比べるとハワイ島は50~60 万年前にできた若い島。右の図で赤い島(ハワイ州では島ごとにカラーが決められているんです!)が、今回ご紹介するハワイ島!見ての通り、他の島を全部足した面積よりも大きい島です。

「自然の力を、私の力へ」

「ハワイ島」と聞いてイメージするものはなんですか?
一言で言い表すのは難しいですが、大きい島なだけに一つの島の中でも、場所によって気候が異なったり、多彩な見どころがあったりと、訪れる前にハワイ島のことを少し予習しておくと、きっと思う存分楽しめます!

ひとつの島に10気候帯!?

ハワイは常夏のイメージを持たれている方も多いかと思います。
でも実はハワイでも雪が降ることもあることをご存知でしたでしょうか?ドイツの気象学者ケッペンが考案した気候区分によると、世界中の 17 の気候区分のうちハワイ諸島には 15 の気候帯があるといわれ、そのうちハワイ島には 10 の気候帯が当てはまるんです!

北東部のヒロは全米で最も雨量の多い熱帯湿潤地域なのに対し、西岸部のワイコロアはほとんど雨が降らない高温砂漠の地域。さらに標高の高い山岳部には、なんと氷雪地帯も。同じ島であっても標高差が大きく、地域ごとに気候や植生も異なるのはハワイ島最大の特徴とも言えます。そのため、ハワイ島に訪れる際は、訪問するエリアによってジャケットや雨具を準備しておくと便利です。

ハワイ島の自然を語るうえで外せないのが火山!

ハワイ島には富士山よりも標高が高いマウナケア(4,205m)とマウナロア(4,169m)がそびえ、さらにフアラライ、コハラ、キラウエアの、計5つの火山があります。キラウエア火山はハワイ火山国立公園内にあり、2まさに「生きている島」であることを実感させられる活火山で、世界遺産にも登録されています。キラウエア火山のカルデラ、ハレマウマウ火口見学のほか、ビジターセンターやサーストン溶岩トンネルに足を運んだり、トレッキングを楽しむなど、ダイナミックなハワイ島の火山を多方向から見る事ができます。

カメハメハ大王の生誕地!

ハワイ8島の統一を成し遂げたのが、あの有名なカメハメハ大王。カメハメハ大王が生まれた場所であり、晩年を過ごしたのがハワイ島だということをご存知の方は少ないかもしれません。ハワイ島には「ヘイアウ」と呼ばれる神殿など、王家ゆかりのスポットが多いことも特徴です。ハマクア・コースト北部に広がるワイピオ渓谷は、カメハメハ大王が幼少期を過ごした場所。別名「王の谷」とも呼ばれ、ハワイ文明の歴史を語るうえで重要な聖地です。

ここでハワイクイズ!
カメハメハ大王像は何体ある?

大王の像は、オアフ島のイオラニ宮殿から道を隔てた正面に建っているものが有名ですが、その他にハワイ島ヒロと、生誕地に近いハワイ島北部のカパアウ、そしてアメリカの首都ワシントンDCのキャピタルビル(日本でいう国会議事堂にあたります)のビジターセンターの計4箇所に像が建てられています。

毎年6月11日は、ハワイではキング・カメハメハデー。
ハワイ王国建国の父である英雄、カメハメハ大王の生涯を祝うハワイ州の祝日です。

雄大な自然の宝庫!

太平洋の真ん中に浮かぶハワイ諸島には多くの固有植物が存在し、ハワイ島にも厳しい環境のなか生き抜いた動植物が多く見られます。さまざまな気候に区分されるハワイ島の植生はバリエーション豊か。雨が多い熱帯雨林に咲くトロピカルなものから、オヒアレフアのように溶岩が流れた不毛の地にたくましく根ざすものまで、多種多様な植物を観察することができます。

また、ハワイ島では野生のマンタやクジラ(12-3月頃の冬季限定)を見られるツアーや、ビーチにてウミガメ(ホヌ)が見られることも多くあります。
数多くの動植物の住処でもあるハワイ島でこれらを見かけた際は、ぜひ距離を保って見守ってくださいね!

豊富なアクティビティと見どころ!

ハワイ島では海、山、溶岩でのアクティビティが豊富にそろっています。上記でもご紹介した通り、海ではマンタツアーや冬季限定のザトウクジラが見られるツアー、シュノーケリング、クルーズなど、ハワイの海に生息する海洋生物を見られるアクティビティが多くあります。白砂のビーチも良いですが、ハワイ島ならではの黒砂海岸でゆっくり時間を過ごすのも良いですね!

また、雨量の多い緑豊かなヒロ側では、壮大な滝が見ながら、ジップラインで大自然の中を満喫できるスリル満点のアクティビティや、のんびりマイナスインの中でパワーチャージできる乗馬体験もあるんです!アクティブに旅行を楽しみたい方は、ぜひハワイ島でこのようなアクティビティツアーに参加するのもおすすめです。

カルチャー体験も充実
過去2世紀近くにわたるハワイのコーヒー産業を支えてきたのは、初期にはハワイアン労働者、次いで各国からの移民たち。まずは中国系、ポルトガル系の移民でしたが、斜陽の時代を迎えた1900年以降、コナのコーヒー栽培を担っていたのは、ほとんどが日系移民だったのです。ハワイ島にあるコーヒー農園では、農園ツアーや試飲、中には焙煎体験もできる場所も!ドライブの一休みや、ハワイと日本の関係性も学べる歴史文化体験として、コーヒー農園に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?

最後に忘れてはいけないグルメとお土産!

ハワイ島のグルメといえば・・・コナコーヒー、ロコモコ、地ビールなど、きっとお気に入りが見つけられるのではないでしょうか?
地産地消のグルメを味わうのもおススメで、ぜひファーマーズマーケットでお土産を探しながらグルメも堪能してみてください!
ハワイ島産のコーヒーはもちろん、マカダミアナッツやチョコレート、ハチミツ、バニラなど、お土産にピッタリのグルメも多数あります。

いかがでしたでしょうか?
ハワイの大自然を満喫しながらパワーチャージされたい方、世界遺産やハワイの歴史・文化に触れてみたい方、オアフ島には何度も行かれて次は隣島だ!という方など、次の旅行先としてハワイ島も選択肢にぜひ入れてみて下さいね!

ハワイ島についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓にハワイ島特集講座をまとめています!

はじめての隣島(ハワイ島編)シリーズはこちら

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