新型コロナウイルスに伴いハワイで行われているアロハな取り組み

2020.04.24

新型コロナウイルスの影響を受ける中、ハワイでは新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者や警察、消防関係者などにコクアとアロハスピリットを届けるために、そしてレストランや農園などローカルビジネスをサポートするためにハワイの企業や非営利団体、ローカルブランド等が様々なプログラムやキャンペーン等の取り組みを行っています。このコラムでは現在行われているハワイのアロハな取り組みを紹介します。

ハワイ農産局 (Hawaii Farm Bureau)
ファーム・トゥ・カープログラム (Farm to car Program)
KCC等でファーマーズマーケットを運営しているハワイ農産局は、コロナウイルスの影響により農産物をファーマーズマーケットで販売ができなくなってしまった農家の人たちと購入できなくなってしまったコミュニティのために、農産物をドライブスルーでピックアップすることを可能にしたプログラムを提供しています。オンラインにてアカンウトを作り、事前に注文するだけで、毎週木曜日と日曜日の午後12時に現地でピックアップすることができます。

ウェブサイト:https://hfbf.org/farm-to-car/

ハワイ ニュース ナウ(Hawaii News Now)
ハワイのローカルメディア、ハワイ ニュース ナウは登校禁止になって学校に行けない子供達に少しでも学ぶ機会を与えるためにフェイスブックで気象学者のJennifer Robbinsによる科学のオンライン授業を無料で平日の午前11時から行っています。レッスンを聞くだけではなく、質問したり話し合ったりすることができるのでお家からでも学校にいるのと同様に学ぶことができます。

ウェブサイト: https://www.hawaiinewsnow.com/2020/03/30/kids-stuck-home-lets-learn-about-weather-together/

ハワイ農業財団 &ハワイフード&ワインフェスティバル
(Hawaii Agricultural Foundation & Hawaii Food & Wine Festival)
フード・ア・ゴー・ゴーキャンペーン (Food-A-GO-GO)

テイクアウトやデリバリー、カーブサイドピックアップを提供するハワイ州レストランを応援するキャンペーンです。高級レストランからファミリーレストラン、テイクアウトまで、さまざまなオプションのレストランの紹介と最新情報を見つけることができます。

ウェブサイト:https://foodagogo.org/

スペクトラム・ハワイ (Spectrum Hawaii)
インターネット、ケーブルテレビ、携帯電話の通信などのサービスを提供する会社として知られているスペクトラム・ハワイは3月の16日より約2ヶ月間のフリーインターネットとフリーWi-Fiサービスを新規の幼稚園に入る前のお子様から12歳までのお子様をお持ちの入会者、また大学生のリモート学習が必要な新規入会者を対象に行っています。

ウェブサイト:https://www.spectrum.com

セントラル ・パシフィック・バンク
#キープハワイクッキングキャンペーン (#Keephawaiicooking)
地元レストランでテイクアウトをオーダーし、SNSに写真をアップすると、セントラル ・パシフィック・バンクが半額を負担するキャンペーン。200のもレストランから選択が可能で、4月1日までに1万食がテイクアウトされました。セントラル ・パシフィック・バンクがこれまでに負担した総額は$100,000ドル(約1千百万円)を超えています。
キャンペーンは一旦終了しましたが4月22日から第2弾目を開始し、食事を送りたい医療機関や消防、警察等に勤めている方をSNSで推薦し、推薦された方が選ばれた場合に食事が届けられます。

ウェブサイト:https://www.keephawaiicooking.com/

バンク・オブ・ハワイ (Bank of Hawaii)
#エブリ オーダー カウンツ キャンペーン (#EveryOrderCounts)
4月4日より#EveryOrderCountsのキャンペーンを開始し、4月30日まで毎日10人ずつの当選者が選ばれ、Food-A-Go-GOに登録されているレストランの100ドルギフトカードが進呈されます。

ウェブサイト:https://www.boh.com

ファースト ハワイアン バンク (First Hawaiian Bank)
#アロハ フォー オール キャンペーン (#AlohaForAll)
ハワイのレストラン業界と地元コミュニティのために重要な食品や医療サービス提供者を支援している地元の非営利団体をサポートするために作成されたプログラムです。テイクアウトやデリバリーサービスを使用する際にファーストハワイアンバンクのデビットカードまたはクレジットカードを使用すると1ドルが寄付されます。

ウェブサイト:https://www.fhb.com/en/lp/0420/aloha-for-hawaii-2020/

マウナロア
ハワイ島ヒロにある工場で30年以上にわたりマカデミアナッツを製造しているハワイアンホストグループの子会社であるマウナロアは、ハワイ島ヒロの医療施設、ヒロメディカルセンターに6,600枚のフェイスマスクを寄付しました。

ウェブサイト:https://www.maunaloa.com/

ロイヤル・ハワイアン・センター
ロイヤル・ハワイアン・センターは、センター内のレストラン4店と協力し、ホノルルの医療従事者、緊急救援隊、地元コミュニティ団体のスタッフへの感謝を込めて、200食の“マハロミール”を寄付すると発表しました。

センターは、センター内で現在デリバリーやテイクアウトで営業中の道楽寿司、ノイタイ・キュイジーヌ、アイランド・ヴィンテージ・コーヒー、ウルフギャング・ステーキハウスの4店が割引価格で提供する計2,000ドル相当の食事を購入し、クアキニ病院、クイーンズメディカルセンター、ワイキキコミュニティセンター、ワイキキ警察署のスタッフに4月28日から4日間にわたり、“マハロミール”として届けます。

ウェブサイト:https://jp.royalhawaiiancenter.com/

クアロア ランチ ハワイ
アグリカルチャー・ブランド「Kualoa Grown」より、ハワイのコミュニティに向けてローカル・フードの提供を行っています。

少しでもハワイのコミュニティをサポートするために、クアロアで採れた新鮮な野菜や果物、人気のクアロア・ビーフ(100%グラスフェッド)、シュリンプ、オイスター、そしてフラワー・ファームよりトロピカル・フラワーを含め、クアロアの新鮮な食品を毎週厳選してお届けしています。

詳細:https://www.instagram.com/kualoagrown/?hl=ja

H.I.S. ハワイ
ハワイにおけるツアーアクティビティや飲食店、ビューティーサロンなどのパートナー企業から日本の皆さまへのメッセージを集めた動画「また逢える日のために ― 日本の皆さまへ ―」を公式サイト「LeaLea Web(レアレア ウェブ)」およびYouTube公式チャンネル「LeaLea Hawaii TV」に発信しました。

LeaLea Web:
https://www.lealeaweb.com/lealea-hawaiitv/19076

非営利団体

カフマナ・オーガニック・ファーム&カフェ
1974年から続く農家に暮らすローカルを中心にして作られたカフマナ・オーガニック・ファーム&カフェは休校となり食事を取ることができなくなってしまった子供達のために学校やホームシェルターなどで健康を考慮した朝食と昼食およそ4万食を1ドルで配給しています。

ウェブサイト:https://www.kahumana.org/

ナ カマ カイ (Na Kama Kai)
海と自然環境の保護を次世代へ繋ぐ活動をしているナ カマ カイはレイホク小学校とワイアナエ小学校で子供たちの栄養と健康を維持するため月曜日から金曜日に無料で
朝食と昼食の配給を行っています。

ウェブサイト: https://nakamakai.org

ハワイヘルス&ハーム リダクションセンター (Hawaii Health & Harm Reduction Center)
ハワイのコミュニティーを支え、より多くのローカルの健康をサポートする非営利団体ハワイヘルス&ハーム リダクションセンターは、ハワイフードバンクとその他ローカルコミュニティーと協力し、カカアコやカネオヘ、ププケアなどのオアフ島各地に食べ物の配給を行っています。

ウェブサイト: www.hhhrc.org

ハワイローカルブランド

ジャナ ラム ハワイ (JANA LAM HAWAII)
ハワイの植物や花をモチーフにしたデザインの雑貨を販売しているジャナ ラムが、ハワイの新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためマスクを製作して販売しています。売り上げ金は全てハワイの病院などに寄付されてます。

ウェブサイト: https://janalam.com/shop-online/face-masks

アリ サウス (Ari South)
伝統的なハワイのイメージをモチーフにデザインされた洋服を専門に取り扱っているファッションブランド、アリ サウスは3月の22日よりハワイの医療機関で働く人たちを支援するためにウェブサイトでマスクを購入された数と同じ枚数を病院などのハワイのコミュニティーに寄付しています。

ウェブサイト: https://arisouth.com

キニ ザモラ (Kini Zamora)
アメリカの番組「パーフェクト・ランウェイ」で有名になったローカルデザイナーのキニ ザモラは、オンラインで販売されているマスクが1枚購入されるごとに2枚のマスクをハワイの医療機関で働く人たちに寄付する活動を行っています。

ウェブサイト: https://kinizamora.com/face-mask-template

カフラレア (Kahulale’a)
ハワイの固有種であるオヒア レフアをモチーフにしてドレスなどをデザインでローカルに人気のカフラレアは洋服の製造過程で余った生地を使い医療機関で働く人たちに無料で配布する活動を行っています。

ウェブサイト: https://kahulalea.com

トリ リチャード (TORI RICHARD)
ハワイの伝統的な生物、文化などをデザインに取り入れ、ワイキキやアラモアナなどの有名カ所に位置しているファッションブランド、トリ リチャードは疾病管理予防センター(CDC)の全ての人のマスク着用の要請の発表を受け、アロハスピリットを伝えるために、再使用可能なマスクを郵送料金のみでオンラインにて販売しています。

ウェブサイト:https://www.toririchard.com

テン トゥモロー (TEN TOMORROW)
スタイリストのサマー・シイギがデザインを手がけるテン トゥモローはオンラインで販売されているマスクが1枚購入されるごとに2枚のマスクをハワイの医療機関で働く人たちに寄付する活動を行っています。

ウェブサイト:https://www.tentomorrow.com/blogs/blog/our-masks-a-complete-breakdown/

文化継承と海洋保全活動を支える「Support Hawai‘i」
文化継承と海洋保全活動を支える「Su…
2021.01.27
コラムの一覧
【50周年を迎えるアースデー】あなたもできる、ハワイのためにできること
【50周年を迎えるアースデー】あなた…
2020.04.22

「マラマハワイ」の最新コラム&ニュース