ストーリーオブハワイ~私の目からみるラナイ島ーアネラ・エバンス~

2019.08.21

ラナイ島南岸プウ・ペヘを見渡す断崖の上でオリ(詠唱)を詠うのはアネラ・エバンス。文化継承者として働く彼女の職場から歩いて登ってきた。表情豊かな展望景色を詠う彼女が着ているのは仕事着のスーツ。この対比はまさに彼女自身であり、ラナイ島が抱える矛盾でもある。

ラナイ島に生まれ育ったエバンスは、フラを愛し、鹿狩りを楽しむ少女だった。コエレ牧場で馬を乗り回す彼女は、12歳のときに島内のオフロードを車で運転できるようになっていた。彼女を島探検に連れ出したのは彼女の父だった。息を呑む白砂のポリフア・ビーチや異星の風景を思わせるケアヒアカヴェロなどをめぐりながら、彼女はこの小さな島に伝わる伝説を父から伝え聞いた。

ハワイの地元民ですら、フォーシーズンズ・リゾートやパイナップル農園の歴史以外に、ラナイ島について多くを知らない。それをエバンスは変えようとしている。ラナイ島を心から愛する彼女がローカルとビジターに望むのは「イケ・マカ」、島を自身の目で見て知ること。

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