【学ぶハワイ】ハワイを知って、学んで、真のハワイ通になろう。

2018.07.10

ハワイを知ると、もっともっとハワイのことが好きになる。

あなたはハワイのことをどのくらい知っていますか?ハワイ通の方なら、ここに美味しいお店があるとか、ここの景色が美しいとか、ハワイについてたくさんのことを知っていますよね。では、ハワイの文化や歴史についてはどうでしょうか?文化や歴史というと、ちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、島国だったハワイの歴史や文化は、独特で、様々な逸話がありとてもおもしろいのです。

今回の特集では『学ぶ』をテーマに、ハワイをもっと好きになる、ハワイを楽しく学べるスポットやツールなどをご紹介します。

ハワイの歴史を学ぶ

ハワイの歴史を知る上で、最も重要で、その名を知られた人物といえば、ハワイ諸島を統一した偉大な王、カメハメハ大王でしょう。カメハメハ大王の功績を称えて建てられた大王像はハワイ州の中だけでも3ヵ所あります。カメハメハ大王を始めとした王族の暮らしや、ハワイ王国建国時の歴史を学ぶならイオラニ宮殿やビショップ博物館が最適です。イオラニ宮殿やビショップ博物館では、ドーセントと呼ばれるガイドの方があまり世に知られていないエピソードなどを交えながら案内してくれます。

元々歴史にはあまり興味がなかったのですが、一緒に旅行した友人から、その土地の歴史や文化を知ると旅行中もっと楽しめる。と言われたのをきっかけにビショップミュージアムへ行くことになりました。ちょうど日本語のガイドの方が館内を案内してくれる無料のツアーに参加することができ、ここに行かなければ知ることもなかったハワイ王族の逸話なども聞くことができました。
例えば、カメハメハ大王のトレードマークといえば美しい黄色いケープですが、実はこのケープは鳥の羽で作られていて、鳥の羽を収集する際にも、鳥を殺してはいけない、生きている鳥から羽を抜きすぎてはいけないなどのルールがあり、1着のケープを作るために膨大な時間を要したそうです。王族しか着用することができない大変貴重なものだった理由もうなずけます。
お話を交えながらじっくりと博物館でハワイについて学び、最終的にこれまでハワイで行ったどのスポットよりも楽しむことができました。これからハワイへ行かれる方にはぜひおすすめしたいスポットです。

2018年は日本人がハワイへ初めて移民として渡ってから150年という節目の年です。最初にハワイへ移民として渡った日本人は『元年者』と呼ばれています。現在でも多くの日本人が訪れるハワイの背景には、長い時間をかけてハワイの社会に溶け込み、また、貢献してきた日系人の歴史があります。ハワイ日本文化センターでは日系人の歩みや、日系移民が持ち込み、ハワイで独特な進化を遂げた日本文化について学ぶことができます。また、ハワイ・プランテーション・ビレッジでは1900年から1930年にかけてハワイに移民してきた人たちが共同生活を送っていた施設を再現。日本人をはじめ、沖縄人(当時は日本人と区別されていた)、中国人、韓国人、ポルトガル人などの当時の住居や生活の様子を見学することができます。ハワイで確固たる地位を築き上げてきた日系移民。そんな彼らの足跡をたどることで、日本とハワイの関係の深さを知ることができます。

オアフ島内のドライブのついでにプランテーションビレッジに立ち寄ることになりました。施設内を一回りしてすぐ帰ろうと思っていたのですが、実際に入ってみると世界各国から集まった移民たちがどのように生活を共にしていたかや、当時の生活が分かる住居がそのまま展示されていて興味深く、思いの外長い時間滞在しました。
ワイキキなどの観光客で賑わうエリアとは異なり、当時のままのゆったりとした時間が流れる不思議な空間でした。レンタカーでないと訪れるのは難しいかもしれませんが、ハワイを知るなら行ってみる価値ありです。

日本とハワイの関係が大きく変化した歴史的出来事、それは第二次世界大戦です。当時ハワイで暮らしていた日系移民たちにとっても大きな転機となりました。祖国日本と移住国アメリカが戦うという複雑な環境のもと生き抜いてきた日系移民たち。第二次世界大戦開戦のきっかけとなったパールハーバーには第二次世界大戦当時の資料が数多く展示されています。日本とハワイの関わりから平和の尊さについて学んでみてはいかがでしょうか。

日本人として、一度は訪れた方がいいと思う場所です。神風特攻隊が衝突した跡が今でも残る戦艦ミズーリ記念館や真珠湾攻撃によって沈んだ戦艦アリゾナ号の上に建てられたUSSアリゾナ記念館など、戦争時代のつらい過去を知り、平和の大切さを実感することができます。当時の様子を知ると涙が止まらなくなりますが、だからこそ二度と戦争はしてはいけないのだと再認識させられます。

ハワイの自然について学ぶ

ハワイ島、標高4,205mのマウナケアは晴天率の高さや大気中の不純物が少ないことから『天体観測のメッカ』と言われています。日本のすばる望遠鏡を含む9ヵ国13基の天体望遠鏡が集結。澄んだ空いっぱいに広がる星空を現地ガイドと共に観測する、星空観測ツアーが人気です。また、ハワイ大学ヒロ校内にあるイミロア天文学センターでは、天文学とハワイ文化を学ぶことでマウナケアの素晴らしさを認識し、より深く理解することができます。3Dの立体的なショーが楽しめる最新のプラネタリウムや、ハワイ諸島、地球、太陽系、銀河系を旅しながら、様々な天体の起源について、迫力の映像を楽しむことができる4D2Uシアター、さらにハワイの文化について学べる展示などもあり、充実した時間を過ごすことができます。

世界にある17気候区分のうち、15もの気候区分が存在するハワイ諸島。変化に富んだ気候は、ハワイ独自の自然を造り出し、固有の植物を育んできました。日本では目にすることのできない固有種や希少な植物を観察することができます。カウアイ島のアラートン・ガーデン、オアフ島のフォスター植物園、マウイ島のクラ植物園などで植物を観察しながらハワイの自然について学ぶことができます。

日本にいても、ハワイの歴史や文化、自然について深く知ることができる、アロハプログラム

ハワイ州観光局公式アロハプログラムでは、歴史や文化、自然など、幅広い分野でハワイについて学ぶことができます。各分野の専門家がキューレーターとしてコラムやウェビナーなどでハワイについて分かりやすく解説してくれるので、学習がひと段落したら、初級、中級、上級に分かれたハワイスペシャリスト検定を受けてみましょう。アロハプログラム会員限定のワークショップの参加や、検定のレベルに応じた会員限定の特典などを受けることもできます。

ハワイのことをどれだけ知っているか、まずは今の実力を試してみたい!という方は、まずクプクプ(初級)のトライアルテストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また、今年の9月にはアロハプログラムのハワイスペシャリスト検定上級者を対象とした現地ツアー『アロハプログラムツアー』、11月にはアロハプログラム全会員を対象とした『アロハプログラムウィーク in ハワイ』の開催も予定されています。ハワイ在住のアロハプログラムキュレーターがナビゲーターとなり、色々なスポットを巡りながらハワイについて楽しく学べる、他では味わえないディープなハワイを体験することができます。

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