THINGS@Maui Nui #15 Kula Strawberry

2016.02.06

甘くて酸っぱいイチゴ、子どものころに食べた野いちごの味を思い出させる自然な味は、地元で愛されているだけではなく、レストランのシェフたちにも注目され、デザートやサラダなど登場し、すっかりグルメなイチゴになっているクラ・ストロベリー。ハレアカラの山の高原地帯で、火山灰の大地に加え、山の斜面で太陽を思う存分に浴びて育つ元気なイチゴ、ハウス栽培のイチゴとは食べたときの感触が違い、う〜ん、太陽と青空の味!と言うわけなのです。

このイチゴ栽培を本格的に始めたのは、マウイオニオンでも有名なクラ・カントリー・ファームのモンデン・ファミリー。四代目のチャウンシー・モンデンさんは「農業を続けることで、一家に世代を超えて引き継がれている大地や、先代からの知恵を活かして安定のある生産を心ががけて、地域に貢献したい」と語る責任感の強い人。でも、イチゴの時期になると、落ち着ける日はないとか。

「グリーンハウス栽培であれば心配ごとなどないのかもしれない。でも、太陽を浴びて、大地に育つイチゴの味、この味を求めている人に最高のタイミングでイチゴを出荷したい」これは難しいことです。温暖な気候のため、一年を通じて収穫ができるのですが、イチゴの最盛期は冬の終わりから初夏、特にクリスマスやお正月などのホリデーの時期や、バレンタインデーなどのイベント。ところがハワイの冬季は雨も多いのです。外で育つ収穫間際のイチゴに雨が降ると、すぐに痛んでしまうのです。果物は収穫した瞬間から糖度が下がっていくことが多いため、甘いイチゴを出荷するために、できるだけイチゴが赤くなり、食べごろになるまで待つのがチャウンシーさんのやり方。イチゴの時期には空とにらめっこなのは、当然のことです。

私ができるのは、クラ・ストロベリーを見つけたら、すぐに数パックを買うこと。数年前にバレンタインデーの数日前に大雨が続いたときは、心配でファームに行ってしまった私。ファームの売店にいるチャウンシーのお姉さんが「だめだめ、今ガックリきてて」と言ったのが忘れられません。イチゴの甘酸っぱさを噛み締めるたびに、感謝、感謝の私です。

クラ・カントリー・ファーム
On Kula Highway, Across Rice Park ,
past mile marker 13,
Kula, Hawaii 96790
http://kulacountryfarmsmaui.com/

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