ハワイの風景が見える音楽〜ノホパイパイ/JOHN KAMEAALOHA ALMEIDA

2016.01.22

「ノホパイパイ」は、フラソングの定番中の定番で、メレフラタイムなどでは必ず、選曲されるポピュラーソングです。
この「ノホパイパイ」をはじめ、「マイレ・スウィング」「グリーンローズフラ」「フィッシュ&ポイ」「ロゼラニブロッサム」「ホロホロカア」など、現在でも人気の多くの曲を発表したしたシンガー・ソングライターは、JOHN KAMEAALOHA ALMEIDAS。

1897年11月28日ホノルル生れ。10歳の時に全盲となりながらも、ウクレレ、マンダリン、スティールギター、バンジョー、ベース、バイオリン、サックスフォン、ピアノと様々な楽器を演奏し、ホール・オブ・ハワイアンミュージックフェイムの殿堂入りもされているエンターテイナー。また、ファルセットの独特な歌法は、沢山の女性をも魅了し、プライベートでも生涯5回の結婚をしました。また、1917年11月に亡くなったクィーンリリウオカラニ女王のお葬式で、歌を披露したロイヤルエンターテイナーでもありました。

先日、クウイポ・クムカヒさんのラジオインタビューで、「最新アルバムのナーメレフラは、人気のフラソングを収録していますが、ノホパイパイは、スローなバージョンがはいっています。アンクル・ジョンが作った曲ですが、彼は、彼と関わった女性について書いた曲が100曲以上あります。(笑)ノホパイパイはハワイアンソングのカオナ(ダブルミーニングの意味を含む)で、実は、メイクラヴの状況を歌った曲です。この曲は、早いテンポで演奏される事が多いですが、以前、ハラウ「ナー・ヴァイ・エハ・オ・プナ」の亡きクムフラ、オブライアン・エセルが、ゆったりしたテンポで演奏しているのを聴いて、このほうが、この曲の本来の意味にあっていると思い、今回のアルバムはゆっくりバージョンが収録されています。メレの意味をきちんと理解し、それをフラで表現することは、フラの基本です。先人の作品について、たくさんの通訳者が解釈をしてきますと、いつのまにか、本来の意味、作者が秘めた意味さえも、薄れることがあります。」と話されていました。

私は、先人が遺したハワイの音楽を通じて、ハワイの歴史を研究していますが、ハワイの才能あるミュージシャン達が、遺した膨大な文化遺産である「音楽のメレ」のBEHIND SOTRYをハワイ好きな日本の皆様にもっと知って頂く事により、ハワイが、より身近な存在になると信じています。

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