最果ての地サウス・ポイント

2013.11.26

西南北に岬が突き出したような形をしているハワイ島。そのうち南に突き出した岬は、サウス・ポイントと呼ばれています。
 
ハワイ語ではカ・ラエともいうサウス・ポイントは、アメリカ合衆国最南端の地。岬に向かうサウス・ポイント・ロードはハイウェイから折れると、約20km、ほぼ一直線に南にくだります。周囲にはどこまでも草原が続き、どこか荒涼とした雄大な風景が広がります。いつも強い風が吹いているため生えている木もみな大きく斜めに傾いでいます。とてもここがハワイとは思えない、まさに最果てという言葉がぴったりとする場所です。
 
サウス・ポイント・ロードの行き着く先は太平洋に突き出した断崖絶壁。崖から海を覗き込むと、海面は20mも下でしょうか。それでも泳ぐ魚影が見えることもあるほど水は澄んでいます。ここはローカルたちお気に入りのフィッシング・ポイント。波の穏やかな日には、崖からジャンプしてスリル満点のダイブを楽しむ若者も見かけます。
 
サウス・ポイントは、南太平洋からやって来たポリネシア人がハワイ諸島を発見し、最初に上陸した場所とも言われています。写真の断崖からすこし東側に灯台があり(ここが実際の最南端の岬)、その辺りは海に下りやすくなっています。 古代ハワイ人が南太平洋の島々と行き来する時にはここからカヌーを出したとされ、周囲の岩には、カヌーをつなぐために開けられた穴がところどころに残っています。ヘイアウの跡も残されています。
 
ここへは、カイルア・コナからもヒロからも車で2時間ほど。ちょっと遠出のドライブになりますが、他の場所では見ることの出来ない風景と、ハワイ植民の始まりの歴史をかいまみることのできる場所。時間があったらぜひ訪れてみてください。

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