600年前のハワイアン・ヴィレッジ

2014.07.01

東西南北に頂点を突き出すダイヤ型をしたハワイ島。北のノース・コハラはカメハメハ大王の生誕地として知られ、ハヴィやカパアウという小さな町が、観光スポットとして人気のエリアです。

そのノース・コハラの海沿いにまっすぐ伸びるのがハイウェイ270号線。一方に海、反対側にはゆるやかな丘と草原を見わたす快適なドライブ・ルートです。ノース・コハラ半島の付け根にあるカワイハエ港と、北端になるハヴィの町まではおよそ30km。そのちょうど中間あたりにさしかかると、海側にLapakahi state Historical Parkという小さな看板が現れます。

このラパカヒ州立歴史公園は、600年前のハワイアンの村落があった場所。小石で仕切られたトレイルを進むと、漁師たちの住居跡、カヌー小屋や漁業の神を祀った 神殿の跡、火を焚いた場所、塩を作った平たい岩などが残されているので、古代ハワイアンの歴史に興味がある人は訪れてみてはいかがでしょう。ワイピオなど水が豊かでタロ芋栽培などで生活していた村落とはまた違い、荒々しく乾燥した沿岸で暮らしていた人たちもいたことを偲ばせてくれます。

ラパカヒ州立歴史公園の入場は無料。受付でマップつきのパンフレットをくれるので、園内はセルフガイドで見て回れます。

開園時間:8時〜15時30分
休み: 州の祝日
https://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/hawaii/lapakahi-state-historical-park/

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