千年前のハワイ人の営みを垣間みるサウス・ポイント

2015.11.10

アメリカ合衆国最南端になるのは、ハワイ島のサウス・ポイント。ハワイ語でカ・ラエと呼ばれるこの岬は、千年以上もの昔、太平洋の島々を自在に航海していたポリネシア人たちが、最初にハワイを見つけて上陸したところだといわれています。

最初にハワイに人がやってきたのは、紀元四世紀ごろ。それから約千年に渡って、マルケサス、タヒチ、イースター島など、南太平洋の島々との交流があったといいます。

そのポリネシア航海時代、南へ旅出す港として利用されたのがカ・ラエ岬。断崖や荒々しい岩場に囲まれた岬のちょうど突端だけが、なぜか海辺まで下りて行きやすい地形になっていて、古代ハワイ人はここからアウトリガー・カヌーを漕ぎ出して数千キロの航海に旅立ったようです。そのため、カ・ラエ岬の周囲の岩には、カヌーをつなぐためのもやい穴がところどころにあり、今もその名残を見ることができます。

アメリカ最南端の地は、千年も昔のハワイ人の営みを目の当たりにできる、ちょっと感動的な場所なのです。

*カ・ラエ岬はヒロ、コナから車で約2時間。ハイウェイ11号線を南下、マイルマーカー69と70の間にあるサウス・ポイント・ロードへ南向きに曲がり(ヒロからは左折、コナからは右折)、約11マイルで岬の突端に到着。

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